簡単写真で分かる仕立て方

仕立て方についてのご紹介です。

着物羽織・コート長襦袢浴衣

着物

全て手縫いでのお仕立てです。

袷仕立て 単衣仕立て 胴抜き仕立て

袷仕立て

上半身に「胴裏」、腰から裾に「八掛」を付けます。
10月~5月着用着物の仕立てです。


単衣仕立て(居敷当付き)

両後身頃の内揚げから裾に居敷当を付けます。
背中心の傷みを和らげ、透け防止にもなります。

6月・9月の単衣、7月・8月の夏物の仕立てです。

単衣着物


単衣(背伏せ付き)

背縫いに背伏せを付けます。
お尻部分を補強し、見た目を綺麗にします。
ご自宅でお洗濯される麻や木綿着物の仕立て方です。


胴抜き(裏地付き)

内揚げから八掛までの胴回りと袖振りに胴裏が付きます。
袖口と裾周りに八掛を付けます。
着用時期は真冬以外の10月や3月~5月です。


胴抜き(裏地無し)

袖振りに胴裏を、袖口と裾周りに八掛を付けます。
着用時期は真冬以外の10月や3月~5月です。


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羽織・コート

全て手縫いでのお仕立てです。

コート形はこちらからご確認ください。

コートの形

袷仕立て

上半身に「肩裏」を付けます。
表地のお色柄やコートに合う肩裏をお付けします。


単衣仕立て

裏地を付けずにお仕立ていたします。

オーガンジー・紋紗生地は真冬以外の3シーズン(3月~11月)に
着物だけでは肌寒い日や塵除け、夏の帯隠しとして着用できます。
雨コートも単衣仕立てです。


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長襦袢編

全て手縫いでのお仕立てです。

着用しやすいようにバチ衿仕立てで、えもん抜き・半衿をお付けします。

袖無双仕立て

お袖を無双(二重)にし、内揚げから裾まで居敷当を付けます。

袷着物用に合わせる長襦袢として一般的なお仕立て方です。


単衣袖仕立て

主に6月・9月の単衣、7月・8月の夏物用の仕立てです。
お袖を一重仕立てにします。
6月・9月の単衣用は居敷当を付け、夏物用は居敷当を付けません。

最近では暑さを調整する為に、麻や紋紗の長襦袢を
4月・5月や10月の暑い日に着用される事も多くなっております。



袷仕立て

お袖無双(二重)にし、身頃全体に「襦袢裏」を付けます。

袷着物用の長襦袢仕立てですが、最近では暖房も普及し、
袷仕立てだと暑く感じる為、袖無双仕立てが主流です。


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浴衣編

全て手縫いでのお仕立てです。

裏地は付かずバチ衿でお仕立てします。


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全て国内仕立てです。
袋帯九寸名古屋帯九寸名古屋帯の開き仕立て九寸名古屋帯の松葉仕立て八寸名古屋帯半幅帯付け帯

袋帯

帯芯を入れ、垂と手先をミシンでかがります。

界切線が隠れる関東仕立てでお仕立てします



九寸名古屋帯

垂れからお太鼓までは31cm、胴回りを半分(15cm)に折り、手縫いでお仕立てします。

九寸名古屋帯


九寸名古屋帯の開き仕立て

胴回りを半幅にせず、開いてお仕立てします。
開いた部分は帯芯が見えるので、正絹生地で伏せることも出来ます。

胴回りを開く事により前帯幅を自由に調整できますので、身長の高い方や体格の良い方にお勧めです。


九寸名古屋帯の松葉仕立て

胴回りを開き、手先30cm程を半幅にかがります
開いた部分は帯芯が見えるので、正絹生地で伏せることも出来ます。

胴回りを開く事により前帯幅を自由に調整できますので、身長の高い方や体格の良い方にお勧めです。

八寸名古屋帯

お太鼓部分は帯地を二重にし、手先30cm程を半幅にかがります。
手先をかがらない開き仕立ても出来ます。

八寸名古屋帯の場合には手縫いとミシン縫いがあります。
原始布などの柔らかな生地は手縫い仕立て、博多帯などのしっかりとした生地にはミシン仕立てがお勧めです。


半幅帯

やわらかい帯地は帯芯を入れ端をかがり縫いします。
硬い帯地は帯芯を入れず端のかがり縫いのみします。

夏物の1枚生地の場合には両端を三つ折りにしかがり縫いします


付け帯

付け帯の他にも、「作り帯」や「文化帯」とも呼ばれ、
簡単に着付けが出来るように仕立てます。 付け帯は下記5種類のお仕立て方があります。


切るタイプ① ~二部式 自由形~




切るタイプ② ~二部式 自由形~




切るタイプ③ ~二部式 自由形~




切るタイプ④ ~二部式 固定型~



切らないタイプ⑤ ~固定型~